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この石灰石でできたドーナツ型の石のお金は、国際的には使用できませんが、ミクロネシアのヤップ島では現在でも一部貨幣として使われており、その主な目的は結納です。石貨はヤップ島全体で12,000個ぐらいあると言われ、現在では島のさまざまな場所に放置され、海中に沈んでいるものもありますが、それぞれにはっきりとした所有者がいます。石貨の直径は5メートルの大きなものから、20センチの小さなものや、また中央の穴が2つある石貨もあります。
面白いのはひとつひとつの石貨にまつわる物語があることで、それぞれの所有者に語り継がれています。また、石貨の価値は、石貨の物語によって決まったと言われています。
石貨がヤップ島にはない石灰岩で作られていることから、パラオ島のマラカル地方からカヌーやいかだで運ばれたと言われています。石貨誕生にまつわる数々の民話が現代にも伝えられています。【展示物の詳細を見る】