台湾南西沖、蘭嶼(ランユウ)島タオ族の個人漁労用カヌー
タタラ舟
タタラ舟は、台湾南西沖にある蘭嶼(ランユウ)島に居住するタオ族の個人漁労用カヌーで、主にトビウオ漁で使われています。
タタラ舟の構造は、船底、船首、船尾3本の竜骨を含めて、合計21枚の板を組み合わせて作られています。使われた材料は、全て蘭嶼(ランユウ)島に自生する木材を使用しています。板と板の接着には、蘭嶼(ランユウ)島の桑の木を使った釘で固定しています。
船体は、赤・白・黒の顔料で彩色され、伝統的には赤は赤土、白は貝殻を粉砕したもの(胡粉)、黒は煤(スス)を使っていました。船首、船尾には、モロンと呼ばれる鶏の羽をあしらった装飾がなされています。
彫刻については、各集落において、デザインが決まっており、どの集落所属の舟なのか一目で分かるようになっています。本資料は、東清集落の伝統的なデザインとなっています。