こんにちはakahigeです。
 以前に渓流沿いで本種が自生している情報を聞き、ムカデに似た葉が気になっていた。いかにも熱帯地域のシダ植物という私の勝手なイメージが強かったからであろう。実際に目にしてみると想像した以上に葉が大きく驚いた。葉についている青白っぽいものは、おそらく熱帯・亜熱帯に多いとされる葉上地衣類 だと思われる。

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 ■ 和  名:シマムカデシダ(島百足羊歯)
 ■ 学  名:Prosaptia kanashiroi (Hayata) Nakai ex Yamamoto
 ■ 科  名:ヒメウラボシ科(同属で琉球列島の自生種はない)
 ■ 分  布:琉球列島では石垣島、西表島
 ■ 生育環境:林内の岩上に着生する。
 ■ 特  徴:常緑の小形の多年草で根茎は短く這う。葉は単葉で束生し、羽状に切れこみ、長さ10〜30cmで、両面に茶褐色の毛がある。胞子嚢群は葉の裂片の先端の縁につき、包膜はポケット状の形をしている。
 ■ トピック:
       ○ 学名の意味は、属名Prosaptiaは不明、種小名kanashiroiはおそらく「植物学者の金城氏」にちなむと思われる。
       ○ 和名の由来は、島嶼に産する(シマ)、葉がムカデの様な形をした(ムカデ)シダにちなむ。
       ○ 自生地が限られているうえ、採集や森林伐採より減少している。
       ○ 西表島での現状は不明。
       ○ 八重山諸島の固有種。
 ■ REDデータカテゴリ:絶滅危惧II類(沖縄県)、—(環境省)
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120126akahige03-2.jpgシマムカデシダの胞子嚢(ほうしのう)/葉の裂片の先端につく

 

 

<沖縄の野生植物 vol.128>


 

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皆さん、こんにちは。
 
今日は館内のビクトリア温室で開花した、ちょっと変わった植物をご紹介します。
 
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↑ 開花した様子
  
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↑ 花のアップ
 
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↑ びっしりと生えた鋭い刺と、とっくり状に膨れた根元
 
東アフリカ原産のアデニア・グロボーサという多肉植物です。
トケイソウ科の植物なので、熱帯果実として有名なクダモノトケイソウ(パッションフルーツ)と同じ仲間になります。
でも、こちらは果実を食べるタイプではないようです。
 
茎や幹にびっしりと鋭い刺が生えており、根元部分の幹はとっくり状に膨らむのが特徴です。
開花期は1月ごろで、花は夕方ごろに開花し、開花直後はさわやかな香りが当たり一面に漂います。
翌日になると香りも弱まり、2、3日のうちには花は萎んでしまいます。
 
このアデニア・グロボーサは、2010年3月に熱帯ドリームセンターへ導入され、今回が初めての開花になります。 いつ花を咲かせるか、職員一同楽しみにしていたので、今回の開花で2年越しの想いがやっと叶いました。 花は全体の約6割ほどが一斉に開花し、その後、まばらに少量ずつ開花しました。
まだ少し蕾が残っていますので、この可憐な花の開花に出会えるチャンスはあと数回ありそうです。(予想です)
 
開花期が短く、開花に立ち会えるチャンスはそうないと思いますので、ぜひ熱帯ドリームセンターへお越しの際は、チェックしてみてください。お待ちしています!
 
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アデニア・グロボーサ
学名:Adenia globosa
科名:トケイソウ科
原産:東アフリカ(高度100から1,800メートルの高地で生育)
アデニア属は約95種あり、アフリカで約60種、マダガスカルで約20種、アジアで約15種が分布している。そのうち本種は、根元の幹周りが最大で2.5mにまでなり、樹高は8mにまで生長するとのこと。 雌雄異株であり、 主に観賞用として一部の愛好家により栽培されている。
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 ヤドリギの仲間は、その奇怪な花姿や別の樹木に寄生する木姿が、ほかの植物とは異質である。半寄生植物の一種で、生きるための栄養分の吸収の仕方が変わっている。厳密には「寄生根」という特殊な根で宿主と結合し養分を吸収する仕組みであるが、自ら葉緑素をもっているので光合成もできる。果実の内部は粘りがあり種子はそれに包まれているため、冬季に果実を食べる鳥の腸を通り抜けやすく、長く粘液質の糸を引いて樹上に落ちるようだ。その粘液によって樹皮上に張りつくと、発芽して樹皮に寄生根を下ろし寄生がはじまる。

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 ■ 和  名:ニンドウバノヤドリギ(忍冬葉宿木)
 ■ 学  名:Scurrula longicerifolius (Hayata) Danser
 ■ 科  名:ヤドリギ科
 ■ 分  布:琉球列島では石垣島、西表島。その他の分布は台湾。
 ■ 生育環境:低地から山地の樹上に寄生する
 ■ 特  徴:樹上に寄生する常緑低木。オオバヤドリギに類似するが、それより花被は短く長さ2〜2.5cm程度。葉は対生、鈍頭、円脚、革質で厚く下面は灰褐色〜赤褐色。開花期は12月〜2月頃。
 ■ トピック:
       ○ 学名の由来は、属名Scurrulaは「寄生する」、種小名longicerifolius は「長い蝋燭のような花」にちなむ。
       ○ 和名の由来は、常緑性で冬を通して葉を落とさないこと(ニンドウバ)、宿主である樹木に寄生する(宿り木:ヤドリギ)にちなむ。
       ○ 近縁のオオバヤドリギ(Scurrula yadoriki(Sieb. ex Maxim.)Danser)とは葉の裏面の色や毛のつきかたと花被がより短い点で区別する。

 ■ REDデータ
   カテゴリ:絶滅危惧II類(沖縄県)、準絶滅危惧(環境省)
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タブノキに寄生し四方八方に枝を伸ばすニンドウバノヤドリギ

 



<沖縄県の自生植物 Vol.127>

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  こんにちは!やんばる姫Kです。
温室を歩いていると、私が好きな植物の一つでもある、オオホウカンボク(大宝冠木)の花が咲いていました。約100個ほどの小さな花が集まって咲き、その姿がバラに似ていることから、英名で'ベネズエラのバラ'と呼ばれています。
現在、10個近くの蕾を確認。昨年は147個咲きましたが、今年はいくつ咲いてくれるのか、楽しみです。3月下旬頃までが見頃となりますので、ドリームセンターへ来た際は、お見逃しにならないよ〜に!!

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                                         ↑開花して3日目の花

 

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                 ↑1センチ程の小さなつぼみ

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 新年明けましておめでとうございます、akahigeです。
ウラジロが生育する関東以西では、葉を正月飾りの鏡餅に敷いたり、しめ飾りなどに用いられる。その由来については、「裏が白い=共に白髪が生えるまで長生き」、「後ろ暗いことがないように」など縁起がよいという諸説があるが、はっきりとした理由については不明である。本州では羽片の長さはせいぜい1m足らずであるが、沖縄の高温多湿な地域では両側の羽片を合わせれば、3mを越えるほど大きくなる。さらに日本ではせいぜい2m程度の高さにしかならないが、熱帯では何段にも葉を広げながら伸び樹木にもたれながら伸び上がり10mにも達することがある。

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 ■ 和  名:ウラジロ(裏白)
 ■ 学  名:Gleichenia japonica Sprengel
 ■ 科  名:ウラジロ科
 ■ 分  布:琉球列島では奄美大島、徳之島、沖永良部島、沖縄群島、宮古島、八重山群島、魚釣島。その他の分布は南日本、台湾、ほか熱帯・亜熱帯アジア。
 ■ 生育環境:山地の陽当たりの良い斜面
 ■ 特  徴:大型の多年草シダで草丈2〜3mに達する。根茎は太い針金状で地中を横走し、光沢のある金色の細い鱗片を密布する。茎の先端に左右に分かれる葉身をつける。
 ■ トピック:
       ○ 学名の由来は、属名Gleicheniaは「ドイツの植物学者Gleichen Russwurm」、種小名japonicaは「日本の」より日本に産することにちなむ。
       ○ 和名の由来は、葉の裏面(ウラ)が白色(ジロ)を帯びていることにちなむ。
       ○ 正月の飾りに使われる。県外ではマツタケなどの山の幸を運ぶ時に敷物として使われる。
 ■ REDデータ
   カテゴリ:—(沖縄県)、—(環境省)
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茎の先で二又に分かれるウラジロの羽片(うへん)

 

 


<沖縄県の野生植物 Vol.126>
 

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写真

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