マヤプシキ "西表島に生える植物〜その1"

ミシャロルンネーラー(八重山方言で「こんにちは」の意)、akahigeです。

久々にブログ更新します。
先日まで、沖縄本島より南の八重山群島に渡っていました。
(ちなみに、アカヒゲは渡り鳥ではなく、一年じゅう同じところに棲む鳥ですよ。)
これまでは皆様に身近な"林縁の植物たち"を紹介していましたが、今回からしばらくの間は沖縄本島から離れ、大自然と文化芸能の宝庫"西表島"と"石垣島"に生える植物たちを紹介していきます。

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↑地上に飛び出ているのは、マヤプシキの呼吸根

 

トップバッターは、"マヤプシキ(別名:ハマザクロ)です。
おかしな名前ですね。名前の由来は、「マヤー」は沖縄方言で猫の意味です。「プシキ」についても方言からきているそうですが、いくつか説があり、

  • (説その1):ザクロのような果実を割ると沢山の種子が中心から四方八方に詰まっている形を、猫の"ヘソ"に見立てて・・・
  • (説その2):地上から真っ直ぐに伸びている硬い呼吸根(酸素を取り込む機能がある根)を、猫の"シッポ"に見立てて・・・
  • (説その3):シッポ説に近いのですが、猫が"暗礁"のように土に隠れシッポだけが見えている状態に見立てた暗礁説などがある。

一体、どれが本当なのでしょう?皆様のご想像におまかせいたします。
でも、暗礁説ならもの凄い数の猫が隠れていることになるので考えるだけでも怖いですね。夜になると、そこら辺からミャウ♪、ミャウ♪と聞こえるのでしょうか。

 

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←ザクロの形に似た果実(青リンゴにも似ているような)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで、少し専門的な話をしますと、このマヤプシキの仲間(ハマザクロ科)は世界でも10種類しかなく、その分布は、熱帯アジア、ミクロネシア、オーストラリア、東アフリカであり、石垣島はその北限となるそうです。しかも、日本では希少性の高い植物のひとつです。

それから、生育地は、川の水と海の水が混じり合った湾や河口部(汽水域)に生える、"マングローブ"と呼ばれる植物の仲間のひとつでもあります。(マングローブについては近々、説明します。)

 

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←開花したマヤプシキの花(p.m.9:00頃)

 

そして、花はなんと夕方から咲きはじめ夜には綺麗にひらき、芳香を放ちます。そこには、虫たちやコウモリが蜜を吸いに訪れるそうです。

この花には、驚いたことに花ビラがなく、細く白い棒のようなのが雄しべで、真ん中の長い緑色のものが雌しべです。

名前も、花の形も、根の形も"不思議"な植物ですね!
ん?・・・ふしぎ?プシキ?・・・マヤ不思議!?(←説その4???)
このへんで、やめておきます。

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