リュウキュウガシワ "西表島に生える植物〜その5"

こんにちは、akahigeです。

今回は、花は地味で目立ちませんが、チョウにとっては大切な食草となっているリュウキュウガシワ"をご紹介します。
食草とは、チョウが幼虫のときにムシャムシャ食べる植物のことです。
チョウの種類により、食べる植物の種類も異なるようです。
この"リュウキュウガシワ"を食草とするのは、"スジグロカバマダラ"というチョウです。

 

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まず、リュウキュウガシワについて解説しますと・・・
温帯〜亜熱帯地域にかけて200種類ほどが生育するイケマ属の仲間であり、分布は宮古群島、八重山群島、フィリピンです。ということは、分布の北限は宮古なのですね。

 

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リュウキュウガシワの花は、見た目が地味ですが、芳香があり受粉を手助けする虫をおびき寄せています。
さらに花粉は、受粉に虫を利用する植物の頂点といわれるランの仲間と同じように、花粉塊(かふんかい)という団子状の塊になっています。

このイケマ属はラテン語で「Cynanchum」と呼び、Cynは「犬」、anchumは「絞め殺す」という名が付くほど有害であると思われていました。実際、毒があるようですが、その強さはよくわかりません。とりあえず、口にしない方が良いですね。
おやっ?ここでおかしなことに、この植物には毒が含まれるが、それを食草としているチョウは毒におかされないのでしょうか?

 

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その謎のチョウ"スジグロカバマダラ"について解説しますと・・・

分布はリュウキュウガシワと似ていて、日本では宮古群島を北限として東南アジア、インド、オーストラリア等と広く、西表島では道ばたのセンダングサやランタナの花で蜜を吸う姿が多くみられました。食草は、リュウキュウガシワとソメモノカズラで、いずれも草木に絡みつくツル性植物です。

沖縄本島では迷蝶(もともとその地域に生息していない蝶が台風などの風で飛ばされてくる蝶のこと)として記録されることがあるそうです。
では、さきほどの"毒の疑問"について触れます。
一説では、「毒を体内に蓄積することが可能で、鳥などの動物に食べられないように防御している」とか・・・

さらに、「では、スジグロカバマダラを食べようとする動物は何故、毒を蓄積しているのがわかるの?」という疑問が出てきますね。これまた説ですが、「黒スジにオレンジ模様の派手な羽が、"毒を蓄えてますよ"というサイン」とか・・・しかし、実際は派手なチョウもよく見かけます。
謎が尽きないので、今回はここまで。

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