ミミモチシダ "西表島に生える植物〜その6"

こんにちは、akahigeです。
今回は、マングローブ林(川と海の水が混じり合った湾や河口部に生える植物の仲間)の中に生える、とても珍しいシダの仲間を紹介します。
その名も"ミミモチシダ"。面白い名前ですね。漢字にすると"耳持羊歯"といったところでしょうか?
なんと、名前の由来は、学者さんが間違えたとか!
学名は、Acrostichum aureumなのですが、種小名の"aureum(黄金)"を"auriculatum(耳のような形)"と勘違いしたそうです。
めったに無いとは思いますが、こんなことがあるのですね!
さて、話を戻しますと、このミミモチシダは、国内では石垣島、西表島などの八重山群島に分布し、国外では南中国、東南アジア、インド、アフリカなど熱帯地域に広く生育します。しかし、自生地の開発で数が減少し、消失寸前の自生地もあるそうです。どうにかして保護できればよいのですが。
←茶色の部分は、ミミモチシダの胞子嚢(ほうしのう)
- コガネシダ属は、マングローブ林に生える唯一のシダ植物。
- 分布域の北限。
- 葉は大きく60cm〜200cmくらい。
- 根茎(地中にある茎)は太く、葉は革のように硬い
- 葉の上部に胞子嚢(ほうしのう:シダ植物の胞子(種のようなもの)がなる部分)がつき裏側一面を覆っている。
- 薬効があり、東南アジア地域では根茎(地中にある茎)が吹き出物、切り傷、膀胱炎などに効くと考えられている。
というように、「たくましい」、「がっしりした」、「頼りがいのある」などの男らしい表現が合うような植物です。もしも、花言葉ならぬシダ言葉があれば、これで決まりですね!
←自生地の近くの風景です。のどかですねぇ〜。


