オキナワテイショウソウ やんばるの森に生きる植物17

 こんにちは、akahigeです。(“やんばる”とは、沖縄本島北部亜熱帯照葉樹林の意味。)
ホントウアカヒゲ(ヒタキ科)のさえずりが森のなかで響きわたる季節となりました。
尾根沿いには、白く小さい風ぐるまのような花が沢山咲いていました。秋風に揺れる花は、クルクルと回っているようにも見え、山道がいつもより賑やかで楽しい散策となりました。

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 ■ 和  名:オキナワテイショウソウ 別名:マルバハグマ(丸葉白熊)
 ■ 学  名:Ainsliaea macroclinidioides Hayata var. okinawensis (Hayata) Kitam.
 ■ 科  名:キク科(同属で沖縄県自生の種は、渓岸のナガバハグマ)
 ■ 分  布:琉球列島では奄美大島、徳之島、沖永良部島、沖縄島、伊平屋島、久米島、石垣島、
        西表島、魚釣島。その他地域の分布は、トカラ列島、台湾、中国。
 ■ 生育環境:山地の林床
 ■ 特  徴:草丈20〜50cm程になる多年生草本。葉は光沢があり卵形で長さ6〜13cm程度。
        花は白色、または薄ピンク色(少ない)で、風ぐるまのように渦を巻いている。
        渦巻きは、ひとつの花のように見えるが、実は3つの小さな花から構成されている。
                   開花時期は10〜1月頃。
 ■ トピック:
       ○ 学名の意味は、属名Ainsliaeaは「イタリア人のW.Ainslie氏(植物学者?)」、
         種小名macroclinidioidesはおそらく「macro:大きい、clinium:花床」、    
         var.(変種)のokinawensisは「沖縄の」より。合わせて「花床の大きい、沖縄
         に産する植物」の意味となるのだろうか。詳細は不明。
       ○ 別名の由来は、「マルバ」はモミジハグマ属の中でも本種の葉が丸形であること、
                   「ハグマ(白熊)」は中国・チベット産のヤクの尾の白い毛を用いて作られた煩悩
         をはらう払子(ほっす:仏具)のことで、花序がこの色形に似ていることより。
       ○ 同属のナガバハグマ(- var. oblonga(Koidz.) Hatusima, comb. nov.)は、
         本種が渓流岸に生え、葉が狭長となり毛が少なくなった典型的な渓流植物。
 ■ REDデータ
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花の拡大(3つの小花が合わさっている)


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結実(2006.1.3 撮影)




<沖縄県の自生植物 Vol.45>






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