モクビャッコウ 海辺に生きる植物2

 こんにちは、akahigeです。
 雪が一面に降り積もった景色を表現するのに「白銀の世界」という語があります。沖縄は雪とは縁がありませんが、海岸岩場では青白い葉をもつ植物が一面に生える「青白の世界」が見られます。和名を漢字にすると「木白虹」、または「木白香」となるようですが、いずれにせよ「白い葉」が強調されています。

071227akahige01.jpg______________________________________________

 ■ 和  名:モクビャッコウ(木白虹、または木白香)
 ■ 学  名:Crossostephium chinensis (L.) Makino
 ■ 科  名:キク科(同科で沖縄の海浜植物は、ホソバワダン、イソノギク、オキナワギクなど)
 ■ 分  布:琉球列島各島。その他地域の分布は、台湾、南中国、フィリピン。
 ■ 生育環境:海岸の波しぶきがかかる隆起石灰岩
 ■ 特  徴:樹高30〜80cm程の常緑小低木。全体に灰白色の短毛がある。花は淡黄色で、枝先
        に葉を伴う頂生の総状花序につく。開花時期は12月頃。
 ■ トピック:
       ○ 学名の意味は、属名Crossostephium は「crosso:鬚縁毛、縁飾り」、「stephium:
         冠、花冠、花輪」、種小名chinensisは「中国の」より。
                   「果実の頂部に輪っか状(冠に似た)の毛状の器官を有し、中国に産する」の意味。
       ○ 薬用、盆栽、緑化材料。
       ○ 園芸用の採集や自生地の開発等で個体数は減少している。
       ○ 本属は世界で1属1種。
 ■ REDデータ
   カテゴリ:絶滅危惧II類(沖縄版)、絶滅危惧II類(環境省版)
______________________________________________

071228akahige02.jpg
花/咲き終わると、葉が少しずつ黄色に変わる




071228akahige03.jpg
岩場に群生する様子



<沖縄県の自生植物 Vol.52>





|

カテゴリ

,