ミヤココケリンドウ 宮古島に生きる植物1

 こんにちは、akahigeです。
 春の陽気を感じる今頃、宮古島の海岸で晴れた日に咲く珍しいリンドウがあるという情報を聞いて、初めて宮古島を訪れました。その日は運良く晴れ、隆起サンゴ礁にカーペット状に群生する芝生の中に、ひっそりとたたずむ青紫色の花に逢いました。森のような芝草が、時折吹く潮風や波しぶきから、このリンドウを守っているのでしょう。

080312akahige01.jpg______________________________________________

 ■ 和  名:ミヤココケリンドウ(宮古苔竜胆)
 ■ 学  名:Gentiana takushii Yamazaki
 ■ 科  名:リンドウ科(同属で琉球列島にリュウキュウコケリンドウがある。)
 ■ 分  布:沖縄県の宮古島のみ(固有種)
 ■ 生育環境:海岸の隆起サンゴ礁の芝生地に混在する。
 ■ 特  徴:草丈3〜5cm程の2年生草本。ロゼット葉を欠き、葉は対生し、無柄である。
        花は茎頂につく。開花時期は3〜4月頃。
 ■ トピック:
       ○ 学名の意味は、属名Gentiana は古代ギリシア・ローマ時代に現在の
         バルカン半島の西部に存在したイリュリア王国のGenitus国王(本属の
         根に薬効成分があることを発見した人物)に因み、種小名takushii
         本種を発見した植物学者の澤岻氏の名より。
       ○ 和名の「ミヤコ」は宮古島(沖縄県)に産する、「コケ」は諸説あり
         (1)小さい様子を苔にたとえた、(2)苔のように岩にへばりついて
         いるように見える、ことに由来する。
       ○ もともと自生地が限られる上,開発で個体数が減少している。
 ■ REDデータ
   カテゴリ:絶滅危惧IA類(沖縄版)、―(環境省版)
______________________________________________


080312akahige02.jpg
真上からみた花/花冠は青色、筒形、直径5mm程度



<沖縄県の自生植物 Vol.55>



|

カテゴリ

,