ボウラン やんばるの森に生きる植物30

 こんにちは、akahigeです。
 以前に頂上でみたボウランの花を撮りたくなり、蒸し暑さのなか目の前を遮る枝葉をかきわけて登頂した。夏の森あそびは、かなりの水分を必要とする。この日も往復1時間の短い距離だったが、1.5リットルを軽く飲み干した。
 そんな、直射日光が当る乾燥した環境で、岩場や樹幹に着生するボウランは、棒のような堅い葉をピンと伸ばし根で岩や幹を抱きたくましく生きている。山頂付近では年間をとおして雨雲がかかることが多く、局所的な豪雨がボウランや周辺の植物にとって、生きるうえで大切な水分となっている。(タイトルの“やんばる”とは、沖縄本島北部亜熱帯照葉樹林の意味。)

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 ■ 和  名:ボウラン(棒蘭)
 ■ 学  名:Luisia teres (Thunb.) Bl.
 ■ 科  名:ラン科(同属で琉球列島の自生種は無い。)
 ■ 分  布:琉球列島では奄美大島、徳之島、沖縄島、伊平屋島、伊是名島、伊江島、
        渡名喜島、石垣島、与那国島。その他の分布は三重県、和歌山県、四国、
        九州、屋久島、トカラ列島。
 ■ 生育環境:海岸から山地の日当たりのよい幹や枝、岩に着生する。
 ■ 特  徴:草丈15〜30cm程の常緑多年草(着生ラン)。茎と葉は堅く円柱形。
        1〜10個の肉質の花を総状花序につける。花は黄緑色で、ガク片と花弁
       には紫色の斑紋が入り、唇弁は紫褐色となる。開花時期は6〜8月頃。
 ■ トピック:
       ○ 学名の意味は、属名Luisiaは「スペインの植物学者 Luis de Torres」、
         種小名teresは葉の形にちなみ「円い棒状の」より。
       ○ 和名の由来は、葉の形が棒状であることより。
       ○ 沖縄県は分布域の南限。
       ○ 森林の伐採、園芸用の採集により減少している。
 ■ REDデータ
   カテゴリ:準絶滅危惧(沖縄県)、準絶滅危惧(環境省)
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肉質の花/多少の個体変異がある


080808akahige03.jpg突然の豪雨/山頂にて





<沖縄県の自生植物 Vol.69>



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