ツノギリソウ 西表島に生きる植物15

 こんにちはakahigeです。
 先日、西表島の山奥へ訪れ、登山ルートでは大きな岩壁や岩道、滝、森中をかけめぐるツル性植物のモダマやツルアダンなどダイナミックな自然に触れることができ心身ともに癒された。地元の方の案内のおかげで目的のツノギリソウを撮ることができ喜びにひたった。
 この植物の和名は漢字表記で「角切草(つのぎりそう)」。文献によると外国産の同属の実の形は、水牛の鋭い角(つの)に似ている。きっと和名の由来と関係があるのだろう。実のなる時期に、再び御地へ行きたい。

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 ■ 和  名:ツノギリソウ(角切草)
 ■ 学  名:Hemiboea bicornuta (Hayata) Ohwi
 ■ 科  名:イワタバコ科(同属で琉球列島の自生種はない。)
 ■ 分  布:琉球列島では石垣島、西表島、与那国島。その他の分布は台湾。
 ■ 生育環境:山地の林床のやや湿った場所
 ■ 特  徴:草丈30〜100cm程の多年草。茎は直立しやや多肉質、下部は地上を匍匐す
        る。葉は少し鎌形に湾曲した楕円形で、長さ10〜 20cmとやや大きめ。葉先
        は尖り、細かい歯牙がある。花は筒形で長さ2〜4cm、花冠は白色で、内面に
        は赤紫〜橙色の模様がある。円筒形の実は長さ2cm程で角のような形となり
        斜上し通常対につく。開花時期は10月から11月頃。
 ■ トピック:
       ○ 学名の意味は、属名Hemiboeaは「Hemi(半分)+boea(フランス植物
         学者Beau Cammerson)」よりboea(スミレイワギリ属)に少し似ている
         こと、種小名bicornutaは「二角の」よりおそらく動物の角の形に似た実に
         ちなむ。
       ○ 和名の由来は、おそらく実が動物の角の形に似ていることからか。
 ■ REDデータ
   カテゴリ:―(沖縄県)、―(環境省)
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上下の個体は自生する山や沢が異なり、同種でも花の内側の斑点模様に変異が見られる

081105akahige03.jpg上の花に比べピンクの斑点が多い




<沖縄県の自生植物 Vol.76>



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