ヒナヨシ 西表島に生きる植物17

 こんにちはakahigeです。
 世界の亜熱帯地域の森は、人間による開発により自然のままで残されているところが少ない。ここ西表島は全面積の9割が自然のままの亜熱帯降雨林で被われているという貴重なところである。自然度の高いこの森では動植物の種類も多く生物学的にも注目されている。また、春の梅雨や夏の台風、冬の季節風によって多量の雨がもたらされ、水も豊かな島であり、仲間川・浦内川・仲良川、マリュドゥの滝・カンピレーの滝・マヤグスクの滝など、大きな川や滝が多い。
 今回は、滝の断崖に生育する植物を紹介する。

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 ■ 和  名:ヒナヨシ(雛葦)
 ■ 学  名:Arundo formosana Hack.
 ■ 科  名:イネ科(同属で琉球列島の自生種はダンチク。)
 ■ 分  布:琉球列島では西表島。その他の分布は、台湾。
 ■ 生育環境:断崖
 ■ 特  徴:断崖などから下垂する大形の常緑多年生草本。稈は木質状で、草丈50〜
        100cm程度。 葉は笹のように細長く10cm〜20cmくらい。夏〜秋頃に
        かけて小穂がつく。
 ■ トピック:
       ○ 学名の意味は、属名Arundoは「稈、葦」より竹のような稈(かん)を
         有し、葦(ヨシ、アシ)の特徴に似ること、種小名formosanaは「台湾
         の」より台湾に産 することにちなむ。
       ○ 和名の由来は、おそらく雛(ひな)は「小さい」、葦(よし)は「葦に似
         ている」より、本種が葦に似ていて小さいことにちなむ。
       ○ 西表島では有毒植物といわれ、お箸などに用いない。方言で「ドクタケ」
         とよばれている。
 ■ REDデータ
   カテゴリ:―(沖縄県)、―(環境省)
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枝先につく小穂



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滝の断崖

(ヒナヨシ:写真右の滝のとなり)





<沖縄県の自生植物 Vol.78>




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