ヤエヤマスズコウジュ 海辺に生きる植物5 (沖縄県の野生植物)

 こんにちは、akahigeです。
 淡い紅色の可愛らしいのこの花は、砂浜や岩場の白い背景によく映える。山だけでなく、海辺の野草たちも春の訪れを喜んでいる様だ。生育環境に応じて形態が異なり、岩場の風衝地では草丈が低く、葉はやや多肉質の薄い黄緑色、一方で、海岸林内では茎がひょろっと徒長し草丈が高く、葉はのっぺりと薄く濃い緑色になる。

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 ■ 和  名:ヤエヤマスズコウジュ(八重山鈴香需)
 ■ 学  名:Suzukia luchuensis Kudo
 ■ 科  名:シソ科(同属で琉球列島の自生種はない。)
 ■ 分  布:琉球列島では沖縄島、伊計島、久米島、黒島、新城島、与那国島。
               その他の分布は台湾。
 ■ 生育環境:海岸の隆起石灰岩地、海岸近くの原野
 ■ 特  徴:匍匐性の常緑多年草。葉は対生し、やや多肉質で卵円形?円形、両面に白い長毛、
               円鋸歯を有する。花は頂生または上方の葉腋に単生、花冠は淡い紅色〜濃紅色、
               長さ10mm前後、下唇は3裂する。年中咲き、とくに春頃が最盛期。
 ■ トピック:
       ○ 学名の意味は、属名Suzukiaは不明、種小名luchuensisは「琉球の」より琉球
          列島に産することにちなむ。
       ○ 和名の由来は、ヤエヤマは「八重山群島に産する」、スズコウジュはおそらく
          本州に自生する同科のスズコウジュ(スズコウジュ属)に似ていることにちなむ。
       ○ 沖縄県と台湾の固有種である。
       ○ もともと自生地が限られているうえ、海岸地の開発などにより減少している。
       ○ 花壇やグランドカバーに利用される(園芸品種)。
 ■ REDデータ
   カテゴリ:絶滅危惧II類(沖縄県)、絶滅危惧II類(環境省)
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海岸岩場の自生の様子




<沖縄県の自生植物 Vol.89>


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