ケカラスウリ 林縁に生きる植物16(沖縄県の野生植物)

 こんにちは、akahigeです。
 夏夜に咲くカラスウリの花に魅かれ、仕事帰りや夜中にふと山林へ足をはこぶことがある。白く繊細な花が暗闇のなか咲く光景は幻想的である。この時節、沖縄ではオオカラスウリ(大唐朱瓜)やリュウキュウカラスウリ(琉球唐朱瓜)など、数種のカラスウリの花が道沿いや林縁で見られる。

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 ■ 和  名:ケカラスウリ(毛唐朱瓜・毛烏瓜)
 ■ 学  名:Trichosanthes ovigera Bl.
 ■ 科  名:ウリ科(同属で琉球列島の自生種はイシガキカラスウリ、オオカラスウリなど)
 ■ 分  布:琉球列島では各島。その他の分布は大隅半島南端、種子島、屋久島以南。
 ■ 生育環境:山地路傍や林縁
 ■ 特  徴:長さ3〜5mに達する多年生のツル植物。葉と対になる巻きひげで他の植物の
        枝葉などに巻きついて伸びる。葉は円心形で3〜5裂に浅く入る。葉の
        裏面には短い軟毛が密布する。雌雄異株。開花時期は6〜8月頃で、夕方から
        開きはじめ翌日の昼前には閉じる特徴がある。果実は楕円形で先がくちばし状
        に尖り赤色に熟する。
 ■ トピック:
       ○学名の意味は、属名Trichosanthesは「tricos(毛)+anthes(花)」より
         花冠の先端が細裂して糸のようになっていること、種小名ovigera
         「卵形の様なもの」よりおそらく果実の形にちなむ。
       ○ 和名の由来は、ケは「毛」より葉の裏に短い軟毛を密布する、カラスは烏が
         好んでこの実を食べるからではなく、「唐朱」より朱色の墨の原料の色に、
         実の色が似ていることから。
       ○ 夜咲く花は、夜行性の昆虫(蛾の仲間)などによって受粉する。
         花弁の先の細い糸状のものは、昆虫を呼びよせるためだといわれる。

 ■ REDデータ
   カテゴリ:―(沖縄県)、―(環境省)
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夜風にゆれる花々




090810akahige0110.jpg結実(1月)
(朱〜赤色は熟している/緑〜黄色はまだ熟していない)




<沖縄県の自生植物 Vol.98>



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