ホルトカズラ やんばるの森に生きる植物44(沖縄の野生植物)

 こんにちはakahigeです。
 石灰岩地帯の山頂で数年前に見かけた蔓植物。葉茎の様子が熱帯花木のブーゲンビレアに少し似ており、初め帰化植物かと勘違いした。2度目は、ある樹木の花の撮影を目的に登ったときのことで、偶然に本種の開花期に合った。野生植物に精通する方に名前を教えていただき、ヒルガオの仲間で野生種であることを聞いて喜んだ。最近は、特定の植物にねらいをつけ、花が奇麗に咲く頃合いを見はからい自生地へ行くことが多かった。しかし、予期しない花に出会うのは、驚きと感激があっていい。この日は初心に返って山登りを満喫した。

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 ■ 和  名:ホルトカズラ(葡萄〔牙〕葛?)
 ■ 学  名:Erycibe hennryi Prain
 ■ 科  名:ヒルガオ科(同属で琉球列島の自生種は無い)
 ■ 分  布:琉球列島では奄美大島、徳之島、沖永良部島、沖縄島、宮古島、石垣島。
               その他の地域では、大隅半島南部以南、台湾、南中国。
 ■ 生育環境:石灰岩地域の低地林〜山地
 ■ 特  徴:常緑の藤本。茎の長さが10〜15mほどの伸び、ほかの樹木の樹冠などにもたれかかる。
              葉は互生で、長楕円形、革質で表面にはつやがかる。花は白色で径1.5cm程度、円錐状
              の集散花序に多くつく。果実は液果で、長さ2cm程の楕円形で、黒く熟する。
              開花時期は5月〜7月頃(?)。
 ■ トピック:
       ○ 学名の意味は不明。
       ○ 和名の由来は、おそらく実の色形がホルトノキに似ること(ホルト)、本種がツル植物である
          こと(カズラ)にちなむと思われる。「ホルト」は、定かではないが(説1)江戸時代にオリーブ油
          のことをポルトガル油と呼び、オリーブの実に似たこの木の実を見て間違えて「ポルトガル
          (ホルト)の木=オリーブの木」と名付けられた、(説2)実がポルトガル(ホルト)から来た
          オリーブの実に似ており混同したことにちなむなど、由来は様々。
          いずれにせよ実に関係するようだ。

 ■ REDデータカテゴリ:ー(沖縄県)、ー(環境省)
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日当りの良い環境(樹冠や林縁)で花が咲く/満開まで間近




<沖縄の野生植物 vol.113>



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